ドロップスクリーンとは?

ドロップスクリーンは、指先から少量の血液を採取し、41項目のアレルゲンを短時間で調べられるアレルギー検査です。アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を特定することで、治療や生活習慣の改善に役立てることができます。この検査は、痛みや時間の負担が少なく、1歳以上の幅広い年齢層の患者様に対応可能です。

ドロップスクリーンの特徴とメリット

当院で実施するドロップスクリーン検査は、患者様の身体的な負担を最小限に抑えた方法です。
具体的な特徴とメリットは以下の通りです:

  • 簡便性:指先からの少量採血で済むため、注射器を使用する従来の検査に比べ、痛みが軽減されます。
  • 迅速性:約30分で検査結果を確認できるため、当日の診察でアレルギーの傾向を把握できます。
  • 網羅性:花粉やハウスダストなどの吸入系、卵や牛乳などの食物系を含む41種類のアレルゲンを一度に調べることができます。
  • 痛みの軽減:注射針を使わない採血方法のため、お子様や注射が苦手な方にも負担が少ない検査です。

検査の流れ

ドロップスクリーンの検査は、以下のような手順で行います:

  1. 採血:指先から少量の血液を採取します。痛みは軽微で、数分で完了します。
  2. 測定:専用キットでアレルゲン反応を確認します。
  3. 結果報告・診断:30分程度で結果が判明し、その場で医師が判明します。また、当院ではわかりやすく一覧表形式で検査結果をお渡しします。

検査でわかるアレルゲンの種類

ドロップスクリーンでは、以下のアレルゲン41項目を検査できます:

  • 吸入系(19項目):スギ、ヒノキ、ハウスダスト、ダニ、イヌ・ネコの皮屑など。
  • 食物系(22項目):卵白、牛乳、小麦、大豆、エビ、カニなど。

これらのアレルゲンに対する反応を確認することで、アレルギーの原因を特定し、治療方針を立てることが可能です。また、ペットを飼う前の検査や花粉症の発症時期の予測、ダニ・カビ対策など、結果に基づいた具体的な対策もご提案します。

費用と保険適用について

ドロップスクリーン検査は健康保険が適用されます。3割負担の場合、自己負担額はおおよそ5000円程度です。
横浜市小児医療証をお持ちの方は自己負担額は0円です。

注意点と検査を受けるタイミング

検査は1年を通して受けることが可能です。ただし、1月から4月の花粉症シーズンは混み合うことが予想されますので、それ以外の時期に受けることをおすすめします。

予約について

予約不要で検査できます。当日、空きがあれば、すぐにご案内いたします。

よくある質問

  • ドロップスクリーン検査は子どもでも受けられますか?

    はい、指先からの採血なので、お子様でも負担が少なく受けられます。

  • 検査を受ける際、特別な準備は必要ですか?

    特別な準備は必要ありませんが、検査前に指先をきれいにしておくとスムーズです。

まとめ

ドロップスクリーンは、簡単・迅速にアレルゲンを特定できる便利な検査です。当院では、患者様一人ひとりに合った診療を心がけています。アレルギーが疑われる症状がある方や、原因不明の体調不良でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。